スタッフブログ
2019.11.11 土岐
ダブルトラップで排水が流れない‼
リフォーム担当の土岐です。
某CMの「文字が小さすぎて読めない‼」みたいなタイトルになってしまいましたが、
今日はちょっとしたトラブル?ってほどでもないですが、あるあるな事例をご紹介します。
北斎院のリフォームしている現場で入れ替えしたお風呂の排水が流れにくいという事象が発生しました。
単純に考えれば、排水管の詰まりが想定されますが、今回は違う原因でした。
タイトルにもありますが、ダブルトラップ(二重トラップ)が原因です。
建築業界の人間であれば知っているワードですが、排水管は下水管につながっています。
当然そのままだと下水管からの悪臭や害虫が宅内へ進入してきます。
それを防いでいるのがトラップ(封水)です。
洗面台やキッチンなどの排水管を見てみると下図のように
Pの字やSの字をした配管になってたりします。
注:他の形状もありますはここでは長くなるので割愛
図のようにカーブのところに溜まった水で臭気や害虫を封じているわけです。
今回はそのトラップが二つになったために排水管内の空気が流れず、
フタの役割をして流れにくくなっていました。
タイル張りのお風呂からシステムバスルームに取替を行いましたが、
当然、システムバスにはトラップがついています。
ただ昔ながらタイル張りのお風呂はそんなものはついてませんので、
外の桝というところでトラップを設置しています。
こんなもの外でみたことないですか?
そうなるとシステムバスに取替ると中と外でトラップが二つになりダブルトラップという事象が発生するわけです。
事前に把握できれば良いのですが、中々、起きてみて分かるという事が多いです。
ダブルトラップを解消してあげればよいだけですが、要ははい配管内の空気が抜ければよいので桝にこんなものを取付ました。
亀の甲羅のような蓋。これは蓋をしても空気が抜けるようになっており、つけたとたん、排水の流れは解消されました。
よくある事象なのでメーカーもちゃんと用意しているわけです。
これはリフォームあるあるなので、今まで使ってて排水の流れが悪くなった場合は配管の詰まりが原因ですので
配管内の清掃オススメします。
新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
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