スタッフブログ
2020.12.23 村上
中間検査
設計部の村上です。
昨日は中間検査で現場に行ってきました。
防水と構造の確認がメインとなります。
今回構造について少しご説明しようかと思います。
↑壁の中にバツで入っているのはご存じ筋交いですね。
2階はシングル(1壁に斜め材1本)が多いのですが、上階のある1階部分の壁は上の写真のようにほぼダブル(2本)で入ってきます。
窓のある壁の上下に入っているものは制震金物と呼ばれるものです。地震の際、ダンパーのような働きをして、ズレを元の位置に戻す役割があります。
↑梁のコーナーに付いている木材は火打といいます。
先ほどの筋交いは垂直面を強くしますが、火打は水平面を強くします。同じく屋根合板も水平面を支えます。
↑こちらは2階の床を1階から見上げた写真です。
床は松の厚板ですが、これと床下筋交いを組み合わせて床剛性を高めています。これは新日本建設独自の工法で、林業研究センターでせん断試験を行っています。
↑最後はこちら、小屋裏空間にある雲筋交いと呼ばれるものがたくさん入っています。
束(柱を短くしたようなもの)同士を斜め材(雲筋交い)で補強しています。
壁の筋交いと比べてマイナーな存在ですが、これも重要な部材です。
中間検査ではこういった部材がきちんとビスや金物で固定されているかもチェックします。
以上、今回は構造について少しお話ししました。
新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
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