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2023.05.01 矢野
勉強中【つなぎ融資】
こんにちは、営業部の矢野です。
注文住宅を購入される際、住宅ローンの融資を受けられるのは
住宅が完成した後になります。
なぜかというと、完成前は物件が存在しておらず、それを担保にできないからです。
金融機関からすると、融資した相手が返済不能になった時の保険がないとお金を回収できないリスクが大きくなってしまうので、
住宅ローンを組む際にはその物件を担保にします。
物件が完成した後、所有権保存登記(自分の所有物であることを公にする)をし、
金融機関が抵当権の設定登記(注文住宅の場合、物件を担保にする)をして、
ようやく住宅ローンの融資を受けることが出来ます。
しかし、注文住宅においては着工前や、工事の中間期に工事費の一部を支払うのが一般的です。
このように、住宅ローンを受ける前にもまとまった資金が必要になりますが、その資金はどうすればよいのでしょうか。
そこで利用されるのが「つなぎ融資」と呼ばれるものです。
融資回数は金融機関によって異なりますが、最大3回と規定されていることが多いです。
その3回とは、土地から購入される場合、
「土地代」、「着工金」、「工事の中間金」の3回が一般的です。
「つなぎ融資」は住宅ローンとセットで申し込むものであり、担保は必要ありませんが
引き続き住宅ローンによる融資を受けることが前提になります。
つなぎ融資で借りたお金は住宅ローンの融資を受けて、そのお金で返済するのが一般的です。
私は初め、どうしてこんなに回りくどい事をするのか、と思いましたが、
「物件の完成前は未だ存在しない物件を担保にできないから、住宅ローンの融資を受けられない」
という理由で納得しました。
もちろん、土地代や着工金、中間金を無理なく支払える自己資金があれば、
「つなぎ融資」をする必要はありません。
つなぎ融資にも利息が付きますから、それもシミュレーションしたうえで資金計画をされてみてください。
もちろん、融資を受けるには事前審査に通る必要があります。
気になることがございましたら気軽にご相談ください。
まだまだ分からないことが多いですが、一つ一つ勉強しながらご案内できるようにしたいです。
以上、矢野でした。
新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
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