スタッフブログ
2023.12.15 土岐
古民家の小屋裏でノスタルジックに浸る
リフォーム担当の土岐です。
先日、築100年の古民家リフォームの
ご相談で調査に行ってきました。
昔ながらの作り方なので
折置組という組み方です。
今のお家は外周部の桁という部材を柱で支えて
桁の上に小屋梁という部材がのっかてます。
折置組は小屋梁を柱で支えて、小屋梁の上に
外周部の桁がのっかてます。
詳しくはネットで検索してみてください。(;^_^A
ただ、ここは、昔ながらの折置組、現在の組み方の
京呂組。複合構造で、丸太もあれば、製材した角材
枝のような材料もあり、戦後の混乱の中、
廃材や山から切り出した生木などを使って建てたのかなという
印象でした。
この手の建物は、現在の耐震構造ではなく
免震構造です。基礎もありません。
築100年の実績があるので、地震には強いと思いますが、
使っている材料や構造を見ると、免震構造をそのまま当てはめて
ホントに強いと言って良いかは疑問です。
こういう古い建物やまだ築40年程度の建物の調査に
行くと、いつも思うのですが、
今は古くなり、空き屋になって、状況が悪くても
新築時は、やはりお家を建てるのは一大イベントですから
当時は、相当な賑わいで、家族団らんの空間だったのかなぁ
とノスタルジックな気持ちになります。
海外では、古い建物をリフォームすると価値があがります。
日本も長期優良住宅やZEH住宅など、高品質な住宅が標準に
なりつつあり、その建物が中古流通しだしたら、
海外みたいに、中古物件の評価も上がるのかなぁと
思う、今日この頃です。
新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
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