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2021.04.29 新立
埋文包蔵地の試掘調査の立ち合い
こんにちは。
新日本建設不動産部、コープおうち探しカウンターの新立です。
いよいよGWが始まりました。
楽しみたいところですが、今年もコロナ禍でのGW。
まさにGW(ガマンウィーク)です。。
さて、今回は埋蔵文化財包蔵地についてです。
先日、埋蔵文化財包蔵地の試掘調査がありましたので、立ち合いに行ってきました。
皆さんは埋蔵文化財包蔵地(以下、埋文包蔵地)ってご存知ですか?
埋文包蔵地は文化財保護法により規定されているもので、「地中に埋蔵された状態で発見される文化財(=埋蔵文化財)を包蔵(内部に含んでいる)する土地、又はその範囲のこと。」(ウィキペディア参照)とあります。
その地中に重要な文化財が埋設されている可能性がある区域のことで、
全国に、なんと約46万カ所!
松山市だけでも386カ所(平成31年2月時点)も指定されています。
意外と多いのです!
そのような埋文包蔵地内の土地に建築をする際は、自由に建築できるわけではありません。
まずは建築する前に、役所に調査の届け出を行い、その後専門家による試掘調査が行われます。
↓ 試掘調査開始の様子
重機で穴を掘ります。
今回の土地は140坪あり、2カ所の掘削を行いました。
穴の深さは約1.8m
↓ 掘削後
場所によっては、掘削すると地中の水分がしわじわ染み出してくるところもあるそうですが、今回は大丈夫そうです。
↓調査員の方が中に降りて、土の性質、色を調べています。
その後、地層を削り文化財の痕跡を探ります。
今回、陶器のかけらが一つ見つかりましたが、時期が新しいものだったそうです。
ひと安心・・・(もし、掘削して文化財が埋蔵されているという判断になれば本調査が必要)
これで、今回の調査報告を県に届けて完了です!
このように、購入しようかな?と考えている土地でも、様々な規制や権利が付いていたりするものです。
当然、そうのような規制は見た目では分からない部分ですから、不安に思われるかもしれません。
しかし、我々が購入前にきちんと調べますのでご安心を。
戸建て住宅だけでなく、土地の売却・購入のご相談も承ります。
コープおうち探しカウンターへお気軽にご相談下さい。
新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
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