スタッフブログ
2021.02.09 二宮
家づくり~エピソード・ゼロ
こんにちは。設計部の二宮です。
新日本建設の関連企業として、日野林業グループの「日野商事(株)」と「(有)かどや木材」という会社があります。
新日本建設の家づくりの核となる、一番重要な「木材」に関わる会社です。
今回、商談中のお客様をお連れして家づくりの基本部分をご案内させていただきました。
(私は同行させていただいただけですが・・・(^^;)
完成後や建築中の家の見学会はよくありますが、家づくりの「材料」の部分まで見られるところはなかなかありません。
名付けて「家づくり~エピソード・ゼロ」(本当はゼロ以前がもっともっとたくさんありますけど・・・)
山から伐り出した原木丸太が運ばれて積んであります。
まず最初の工程は皮剥ぎです。
お次は製材です。丸太を角材に加工します。
切り落とされて使われない部分ももちろん有効活用です。
チップ状にして・・・今は養豚場へお譲りしているそうです。
そしてここからが重要!
製材された角材たちはすぐに家づくりの材料へ!・・・というわけでは実はありません。
この時点で木材はまだ乾燥していない状態。とても湿っています。
通常の流れとしては、乾燥機に入れて機械乾燥・・・そして加工されて建築現場へ!ですが、新日本建設は「自然乾燥」にこだわっています。
こちらでしばらく乾燥するのを待ちます。
今日製材された角材の出番は2年後ぐらいになります。・・・長い!
しかしそのおかげで、本来木自身が持っている養分を蓄えたまま水分を減らし、強く、しなやかで艶のある木材になるのです。
そしてまた別の倉庫に移動して自然乾燥。
このあたりにある木材は約2年前に製材されたものですね。
やーっとお家の一部として加工され、現場へと運ばれていきます。
機械乾燥材と自然乾燥材、それぞれのメリット・デメリットもご説明させていただきます。
匂いの違いを実際に嗅いでみるととてもおもしろいですよ。
こちらに併設している新日本建設の加工場では木製建具や家具なども製作しています。
建具用に加工した木材。これを組み立てると建具になります。
こちらはとあるお家の食器棚ですね。
私も元々工場見学とかが好きなので、毎回わくわくしながら一緒に見させてもらっています。
今はコロナの影響で開催できていませんが、こういった加工場~建築現場~完成現場の一連の流れを見ていただける見学ツアーも開催しています。
現在は加工場見学を個別でご案内させていただけますので、ご希望があればぜひお問い合わせください。
新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
今回の記事に関する質問も受け付けておりますので、ご相談されたい方は下記からお問合せください。