スタッフブログ

2025.03.28 二宮
新モデルハウス【螢-Hotaru-】 エピソード15「ここまでやるの!?大工さん!!~多岐にわたる大工さんの仕事」
エピソード14はこちら→「ドキドキの中間気密測定」
ひとつの住宅が完成するまでに、いちばん長い期間、密に関わって下さる職人さんが「大工さん」です。
約6か月の工期の中での約4か月間、一つの現場に付きっきりで作業してくれます。
簡単にではありますが、大工さんがどんな仕事をしてくれているかをご紹介します。
まずは、基礎が出来上がると土台を敷く作業です。
材料自体はプレカット加工場にて加工されますが、現場で並べて調整しながら敷いていきます。
床の下地もこの時に並べて留め付けます。
そして迎えた棟上げ日は、ヘルプの大工さんを含めて10名ほどで一気に構造部材を組み立てていきます。
メインで請け負ってくれる大工さんを「棟梁」と呼んでいます。
棟上げの際は棟梁が段取りや指示を現場監督と一緒に行います。
こちらの「棟梁」がこの現場の大工責任者で、数か月間ずっと張り付きで作業をしてくれます。
一人で作業ができない工事内容の日などは、お手伝いの大工さんが来てくれて一緒に作業を行ってくれます。
棟上げが終わると様々な作業が待っています。
金物の取り付け
サッシの取り付け
加工場で作業を行うこともあります。
扉や窓の枠や巾木、廻縁などの加工です。
既製品の扉や枠を購入して取付するお家もありますが、新日本建設の扉は1枚ずつ製作することが多いので、この辺りの枠なども大工さんがひとつひとつ製作してくれています。
軒天(屋根の下側)の下地を組んだり、外壁通気用の胴縁を取り付けて、
軒天のパネルを張ったり、通気用の金物を取り付けたり・・・
破風・鼻隠し(屋根の横部分)の取り付けも大工さんの仕事です。
次は床材を張ります。
床下点検口がある部分などはひとつひとつ寸法を測りながらきっちりと。
このモデルハウスは部屋の仕切りがほぼ無く、床がずっと続いているのでなかなかご苦労を掛けてしまいました(^^;
外壁がタイルや塗素材の場合はその下地も張ります。
現場で家具製作チームと打合せしたり・・・
加工場で加工してきた扉の枠やカウンター、造作家具類の取り付けも行います。
内部は壁の石膏ボードを貼る前に下地(木ずり)を等間隔に留め付けます。
可動棚やエアコンなどの重いものが取り付く部分には下地補強します。
そして壁の石膏ボードを貼ります。
天井も壁と同じように下地を組んでから、石膏ボードを貼ります。
天井の点検口の取り付けなども。
壁や天井が無垢板仕上げの場合もあります。
板の目や色味をその場で選り分けて張ったり、トメ(斜めに合わさる部分)なども大工さんの腕の見せ所。
綺麗に仕上がっています。
内装仕上げの下地が終わればほぼ大工さんの仕事は完了ですが・・・
ウッドデッキや仕上げの格子などがある場合は、クロス等の内装仕上げ後に再度現場に来て大工さんが取り付け作業を行います。
こちらは勾配天井が檜の格子仕上げというなんとも言えない無茶ぶりをしてしまったのですが・・・
惚れ惚れする仕上がり!!!!
昔は大工さんが基礎や仕上げの工事まで全て行っていたと聞きますが、今は分業化が進んでいる時代。
とは言え、本当にたくさんの仕事を行ってくださっています。
様々な道具を使いこなして手早くきっちり綺麗に仕上げる大工さんはかっこいいですね!
新日本建設が誇る大工さんの仕事をぜひご覧になってください。
そんなこんなで実はこちらのモデルハウス「螢」もあっという間にもう仕上がり段階です!
外部配管工事、内部の設備や器具も取り付け完了。
美装も完了し、来月からは家具等の設え、写真撮影、外構工事などドタバタですがOPENに向けて動いております。
正式OPENはGWです。お楽しみに!
こちらのエピソード紹介はまだ時を遡ってぼちぼちと綴らせていただきます・・・
次回エピソード16は「新日本建設製作部の仕事」の予定です。
どうぞまた覗いてください。
新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
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