スタッフブログ
2023.08.11 矢野
木の香り
こんにちは、営業部の矢野です。
新日本建設では自然乾燥させた木を使ったお家づくりをしており、
モデルハウスや完成見学会に来てくださったお客様は、家に入った瞬間
「木の香りがする~!」と驚いてくださる方が多いです。
たまに、木の香りって何年ぐらい続くんですかというご質問をいただくことがあります。
答えは「ずっと」になります。
建てていただいたお施主様は住んでいると慣れて分からなくなるそうなんですが、
10年以上経ってもお客を招いたときに木の香りがするといわれたり、
外で人と会ったときに木の香りがすると言われたりするそうです。
これが自然乾燥の木で建てた家の特徴です。
こちらの写真は「機械乾燥」をさせている様子ですが、木の繊維が焼け死んでしまい、また水分と一緒に香りや強度のもとである油も出てしまいます。
こちらの写真は天日で約2年かけてじっくり木を「自然乾燥」させている様子で、油を蓄えています。
世界最古の木造建築といえば607年に建てられた法隆寺ということで有名ですが、
昔は建築材料に使われる木の乾燥方法で「機械乾燥」がそもそもなかったため、すべて「自然乾燥」させた木を使っています。
法隆寺は1900年代半ばに大規模な修復工事が行われましたが、
当時修復工事を行った宮大工は修復のために取り出した柱に鉋(かんな)をかけると生きている木と同じ香りが漂っていたとも言われているそうです。
1000年以上経っても生きている木の香りがするというのは驚きですね...!
この香りの正体は「フィトンチッド」とよばれる「生きている木」から出る成分で、リラックス効果があります。
自然乾燥の木を使った家で生活しているだけで森林浴をしているような効果があり、ストレスを減らしてくれます。
普段忙しく、なかなか落ち着ける時間が取れなかったり、現代は情報で溢れており、それがストレスの原因にもなったりするので、
家にいる時間がリラックスできる空間であってほしいと思います。
新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
今回の記事に関する質問も受け付けておりますので、ご相談されたい方は下記からお問合せください。