スタッフブログ
2019.06.21 松岡
その木どこの木 違法伐採と森林認証
こんにちは、今回のブログは松岡弘二がお送り致します。
ちょっと難しいお話しにはなりますが、出来る限り分かりやすく書いてみます。
木材の話しは、ちょっと苦手な方も、これを読めばきっと分かるハズ?
では、質問です。
日本の国土の森林の割合は何パーセントでしょうか?
答えは、68%です。
その中もで、人工林と自然林に分けられます。
人工林が約40%、自然林が50%、その他が10%とされています。
人工林は名前の通り、人工的に作った山です。
林業をされている方の山は人工林。簡単に言うと、木の畑です。
木材が切り出しされているのは、人工林からになります。
では自然林とは、屋久島のような、人の手によらない
自然の力で育った山です。原生林とも言いますね。
当然、自然林は伐採などせず、大切に守っていくことが大切です。
なので、自然遺産の登録などもされていますよね。
人口林と自然林の違いについて詳しく知りたい方は下から参照してみて下さい。
https://www.shinrin-ringyou.com/forest_japan/jinkou_tennen.php
新日本建設の山も、もちろん人工林です。
よく山の木を伐る事は、自然破壊だ!!とか言われたりしますが、
人工林(木の畑)で伐採して、植林してを繰り返す事は
すごく大切なことなのです。山の若返りを行っているのと同じことです。
逆に手入れの出来ていない人工林は、自然環境の悪化を招くこともあるのです。
伐採→植林→育てる→間伐→伐採のサイクルが大切なのです。
新日本建設もこのサイクルを行っているのです。
今回はもう一つ踏み込んでいきましょう。
また、質問です。
あなたの使っているお箸はどこで伐採された木でしょうか?
(木じゃないよ!!という方は、これを機に木箸を使ってみて下さい。)
なかなか、答えれる人はいませんよね。(意地悪な質問ごめんなさい。)
木造住宅も同じで、どこで伐採された木を使っているかなんて
普段は気にも留めませんよね。
もちろん新日本建設の構造材(柱・梁)は愛媛県産材です!!
下の写真は実際に当社の山で伐採している写真です。
問題なのは、その木が違法伐採されたものか、どうかということです。
違法伐採と聞いて、海外の話しだろうと思う方もいるかもしれませんが
日本でもあるんです。下の記事。
https://www.sankei.com/region/news/171212/rgn1712120037-n1.html
海外ではもっと深刻な自然林(原生林)の違法伐採が行われいます。
切るだけ切って放置すること。これこそが森林破壊なのです。
日本にもそんな違法伐採された木材が輸入されているのも事実。
下のHPに日本に輸入された、違法伐採された木材の割合がのっています。
https://www.goho-wood.jp/ihou/2.html
多いですね。。。ストップ、違法伐採!!
違法伐採された木材は安価ですが、買わない。使わない。が大事です。
では、違法伐採かどうか確かめる方法は無いのか?
と言うと、あります。
それが森林認証制度というものです。(詳しくは下HPへ)
https://watashinomori.jp/study/basic_01-4.html
これも簡単に説明すれば、野菜でも産地や生産者さんが分かるように
木材にも認証材という、産地や生産者が分かる仕組みを作っています。
これによりちゃんと生産された木材かを確かめることが出来るのです。
愛媛県では県産材を使うことで、補助金を受けることも出来ます。
(木材プレゼント・利子補給制度など詳しくはスタッフへ)
こうした県産材を利用することで、金銭的なメリットだけではなく
山(人工林)のサイクルを守る事にも繋がります。
新日本建設は、愛媛の山を育て、自然環境を守り、
次の世代に繋げていく活動に努めています!!
最後の写真は、山ツアーでの植林の写真です!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
今回の記事に関する質問も受け付けておりますので、ご相談されたい方は下記からお問合せください。