新居浜市坂井町モデルハウス-蛍- | 新日本建設株式会社 12月15日構造見学会レポート | 愛媛県松山市で自然素材の家・無垢材の家建築 | 新日本建設株式会社

  • HOME
  • REPORT
  • 12月15日構造見学会レポート

REPORT

12月15日構造見学会レポート

2024年12月21日

構造見学会では、完成すると隠れてしまう家の内部を見学することができます。
実際の建設現場を見ながら、新日本建設こだわりの断熱性能や耐震性能について説明を聞いたり、素朴な疑問点について質問したりすることが出来る貴重な機会です。
今回はそんな構造見学会に参加してきました。

モデルハウス蛍とは

モデルハウス蛍は、「耐震性や耐久性、維持管理の容易性、可変性、省エネルギーやバリアフリー」など、あらゆる観点から定められた基準をクリアした、国土交通省が認定する「長期優良住宅」を取得しています。
平屋は建物が低いため、屋根や外壁の点検・修繕が安全かつ容易で、費用も抑えられるワンフロア構造。配管や電気配線のメンテナンスも効率的に行えます。
リビングは家の一番いい場所(南西)へ配置し、ハイサッシ、下がり天井、勾配天井、ピットリビングで広く見える工夫を施しています。ピットリビングにすることで、リビングに独立性と開放感を持たせる設計となっています。
さらに、愛媛県産材のスギを活用することで、心地よい住環境を実現する家になっているとのことです。

耐熱の秘密は柱に

新日本建設の標準住宅で、柱に使われる木材のサイズは10.5cmだそうですが、今回のモデルハウスで外壁に使用している柱の木材のサイズは15cm。
耐熱最高等級7を取得するために外壁の柱を一回り太くしています。こうすることで、住宅の外側から断熱材を貼り付けて全体を覆う方法ではなく、柱と柱の間に断熱材を入れることができるようになり、同時により多くの断熱材を使用することができ、より機密性の高い家を作ることができるそうです。
また、家の中に断熱材を収めることは長期的に見て湿気対策にもなるようです。

断熱材にアクアフォームを使用

今回のモデルハウスには、アクアフォームというウレタン素材の断熱材を採用しているそうです。アクアフォームは、スプレーで吹き付けることにより建物の細部まで隙間なく蜜着して埋めることができる断熱材です。
一般的に、住宅の上部で断熱を行う場合、天井に断熱材を入れる天井断熱が用いられているそうですが、吹き付け施工のため、屋根から断熱材を入れる屋根断熱を実現することができます。
アクアフォームを使い、屋根から土台まで家全体を丸ごと覆うことで、四季を通して暮らしやすい住まいが実現するんですね。

【アクアフォームとは】
アクアフォームは、温室効果の大きいフロンガスを使わず、環境にやさしい水を使用して現場で発泡させる断熱材。水を含むポリオールとイソシアネートを混合させ、発生する炭酸ガスを発泡剤として使用することで、人と地球にやさしい硬質ウレタンフォーム素材です。

耐震性能を高められる理由

耐震性能を高められる理由

新日本建設では、義務付けのない平屋や2階建ても含め、全棟に構造計算を確実に行っています。耐震性能を高めるために、壁に筋交いを入れますが、新日本建設の家は床にも筋交いを入れて地震での横揺れやねじれに強い構造になっています。

【筋交い】
柱や梁の枠組みに木材をクロスして取り付ける「筋交い」は、建物の横揺れやねじれを防ぎ、地震などの強い力による倒壊から建物を守るための工法です。

【構造計算とは】
構造計算とは、家の安全性を数値で立証するために行う計算のことです。 安全な家づくりのためには、すべての建築物に行って当然のように思われますが、実は木造建築ではほとんどの場合、構造計算が行われません。

制震ダンパー

柱に設置されているこの金具。どんな役割があるのでしょうか。
こちらは、制震ダンパーと呼ばれる装置で、地震の揺れを吸収し、建物の変形を防ぐ効果があります。筋交いに制震ダンパーを組み合わせることによって、より強い家を作ることができる仕組みになっているんですね。 2025年4月から建築基準法が改正され、 耐震性に関して、より厳しい基準を求められるようになりますが、それにも十分対応できる構造となっているそうです。

トリプルサッシを使用

モデルハウス蛍では、是非窓にご注目ください。今回の窓には全てトリプルサッシが使用されています。
トリプルサッシは3枚のガラスを使用し、その2層の間に空気を封入して断熱効果を高めます。
複層ガラスでも十分断熱効果を得られることができますが、トリプルガラスにすることで、エアコンの快適な空気も逃げないため、光熱費を抑えられ、室内環境を快適に保つことができるそうです。

大きな掃き出し窓

リビングには大きな掃き出し窓があり、開放的な空間が演出されています。こちらにも他の窓と同様に、トリプルサッシを採用されているそうです。
大きな窓は、断熱・機密性の面ではデメリットとして挙げられるそうですが、トリプルサッシなら、夏の日差しや冬の寒さにも対応することができそうですね。

棟上げのビデオ鑑賞

最後に、棟工事の様子を視聴しました。見学会会場からは、「高い場所でもあんなに素早く動いて作業されているんですね。」と職人さんたちへの称賛と驚きの声が聞こえてきました。
高い梁の上を複数名の大工さんたちがスムーズに作業している姿はとても頼もしく、現場のチームワークを感じることができました。

イベントに参加して

前回の基礎構造見学に続いて、新日本建設の耐震性能、断熱性能の秘密を学ぶことができました。完成してしまうと隠れてしまう部分がどのような工程で制作されているのか確認することは、家を建てるうえでとても大切なことなんだと感じました。
構造を理解すると、実際に居住したときの快適な暮らしをより想像することができますね。
これから、完成までの段階もHPなどでチェックしていきたいと思います。

同時開催!こども木工教室

構造見学会をしている間、モデルハウス隣の敷地ではこども木工教室が開催されていました。
新日本建設の工務担当社員がサポートしてくれるので、小さなお子様でも怪我なく楽しく木工工作ができました。ちなみに今回制作しているのは、すのこ。家のいろいろなところで活躍するすのこを工作することで、また一つ家造りの楽しみが増えました。

構造見学会終了後には餅まきも

構造見学会終了後、近所の方にもお集まりいただき、餅まきを行いました。最近ではすっかり少なくなった餅まきも、こどもたちには新鮮だったようで、一生懸命お餅を追いかけていました。

質問コーナー

防水シートやダンパーなどの部材の指定ができますか?
ご指定いただけます。稀に構造上設置できないケースがありますので、設計の段階からご相談いただくことをお勧めしています。
造作家具は新日本建設で作られているのですか?
基本的には、新日本建設社員の職人が工場で制作しています。
予算や見積もりはどのように決めるのですか?
弊社は、坪単価いくらという見積もりの計算はしません。資材や間取りから概算の見積もりを出していきます。
見積もり外の費用はどのようなものがありますか?
見積もりの対象外となっているものはエアコン、カーテン、照明です。こちらに関しては、弊社と提携している会社をご紹介することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

今回の構造見学会レポートはいかがだったでしょうか。
完成見学会とは違った視点で、新日本建設のこだわりをより深く知っていただける機会となっていれば幸いです。
今後、モデルハウスでの宿泊体験も予定しております。実際に泊まってみて、家の使い勝手を是非お確かめください。

RESERVE