新居浜市坂井町モデルハウス-蛍- | 新日本建設株式会社 12月1日基礎構造見学会レポート | 愛媛県松山市で自然素材の家・無垢材の家建築 | 新日本建設株式会社

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12月1日基礎構造見学会レポート

2024年12月19日

11月30日(土)、12月1日(日)に行われた基礎構造見学会に参加し、基礎や断熱、耐久性について学んできました。

モデルハウス蛍の断熱、気密の秘密

今回のモデルハウス蛍は、新日本建設での標準仕様を超えて「断熱」「気密」にこだわったモデルハウスとなっています。 新日本建設の標準仕様は断熱等級5、気密C値1.5程度ですが、今回の新モデルハウスは断熱等級7、気密C値0.5という半分以下の数値を目指し、土台から室内として考え、大引きと呼ばれる土台と床の間に発砲のようなもので全体を囲み、断熱を施すことで効果を高めています。 各メーカーから断熱に優れた住宅が売り出される中で、お客様のニーズと新日本建設の技術を新たな形でご案内できる新モデルハウスになっております。

【断熱等級とは】
国土交通省が制定した「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」において設けらた「断熱等性能等級」のこと指します。住宅の断熱性能がどのくらいかを等級1~7の7段階で表し、数字が大きいほど断熱性が高いことを示します。

【気密C値とは】
C値とは「相当隙間面積」のことで、家の中の隙間の大きさを表す数値です。 C値4.4といった小数点付きの数字で表されます。C値4.4よりC値2.0の方が隙間が小さいということです。

HOTARU-蛍-の基礎のハナシ

昔は土の上に直接家を建てるという形が多かったそうですが、湿気などの問題もあり、現在はコンクリートの基礎の上に立てられるようになっています。
まず最初に新日本建設の家の基礎と土台部分の説明をしていただきます。
新モデルハウス螢の基礎高は40cmになっています。この高さは床下メンテナンスなど、暮らし始めてからのこともしっかり考慮された高さになっています。

土台にはシロアリ対策や強度の面からヒノキを使っており、シロアリ保証などにも考慮した構造になっているそう。
お家の中の脱衣場や洗面といった水場にヒノキを使う場面は多いということですが、新日本建設では水にも強い、虫にも強い、腐らない、という点で土台にもヒノキを採用しているそうです。

基礎の木材に割れ目が…!

基礎の木材に入っている割れ目は自然乾燥による割れを防ぐために予め施されているそうです。基礎に使用する木はこの後床が張られて見えなくなるので、4面全てに、柱など見える部分の木には1箇所だけ深く背割れを入れて対策されていました。

【ヒノキの特性】
ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹で、耐久性や品質において世界最高レベルの建築木材と言われています。 日本最古の木造建築にも使われるほど耐久性は圧倒的で、また抗菌効果も高く、桧に含まれるαカジノールが木材を腐らせる腐朽菌の増殖を抑え、ダニやシロアリを防ぐ効果を持っています。

基礎と土台の間のヒミツ

基礎と土台の間には写真にあるパッキンのようなものが全体に張り巡らされていて、家の気密性を高めて断熱等級7を実現しているんだそうです。
通常は基礎の上に土台を直接置くそうなので、今回の新モデルハウスの気密性の高さがわかりますね。

基礎と土台と柱をつなぐ

土台を眺めていると、土台から突き出ている金物が…。
この金物は耐震のためのもので、基礎まで埋まって基礎と土台と柱を繋ぎ止める役割を果たしているんだそうです。
突き上げてくるような大きな地震がきた際に基礎と土台と柱が離れないようになっているので、これからの時代に耐震性の高さは安心できますね。

基本的にこちらの金物は隅に4箇所くらいで設置されることが多いそうですが、新日本建設はより耐震性を高めるために多くの本数を採用しています。
実際に家を建築する場合に耐震や断熱に関して構造計算を行いますが、その計算や専門家の指示によって本数を増やすことで数値的にも耐震性、断熱性の高さが保証されているんだそうです。

家の中を見てみましょう

次は家の中に移動します。
こちらの新モデルハウスは玄関から直接LDKにつながる設計になっています。 LDKが一段下がった設計になっているので、少し腰掛けたり出来るのは空間が立体的になるので面白そう。
足元に貼られている合板の上にこれから床板が貼られていくようになります。
中に入って全体を見てみると「この広さで足りるかな…思ったよりも狭いかも…」と感じられましたが、ここから柱がたち、壁ができ、空間として出来上がってくると、比較するものや距離感が感じられるようになり、想像していた広さと近くなってくるんだそうです。

床下の換気

新モデルハウスは基礎断熱が標準仕様とは異なっています。
新日本建設の標準仕様では、基礎と土台の間に黒い基礎パッキンと呼ばれるものを等間隔で置き、その間を風が抜けることで換気する仕組みになってるんだそうですが、 今回の新モデルハウスは床下も断熱をするため、外気が入らないようにするために基礎パッキンが置かれていません。
その代わり、床にガラリなどを設けて室内と一緒に床下も換気する仕組みになっているんだそうです。

床下にまで断熱材?

今回のモデルハウスの気密性・断熱性を高めているのが床下にあるこの断熱材。
通常の建築では「床下は家の外」となるため、断熱などはしないとのことですが、今回の新モデルハウスではなんと「床下まで室内」という考え方で設計されているそう。
床下にまでしっかりと断熱材が入ることで、今までにない断熱性能を持ったモデルハウスになっているんだそうです。

給排水にも長期優良住宅の秘密が

こちらに見えるたくさんの管は「サヤ管」と呼ばれる配管の方法。
長期優良住宅を取得するためにも必要な工法で、ヘッダーと呼ばれるところから各水栓に水が届けられ、どこか1箇所でトラブルが起こった際にもメンテナンスがしやすくなっています。
赤が給湯、青が給水、灰色は排水管ですが、実は管は太すぎると排水が悪くなると言われているので、適度なサイズが使われているそうです。
こちらは二重管になっているので寒い季節も安心ですね。

模型を見ながら

モデルハウスの片隅には蛍の完成形模型が飾られています。
キッチンが少し下がったところにあり、ちょっと腰掛けたり、空間の印象が変わったりするような設計になっています。
タイルデッキには窓から出られるようになるようです。
今回の新モデルハウスと、標準仕様の住宅との違いは「基礎断熱」です。材料や作り方、金物などは標準仕様と同じで安心、安全が保証されています。

イベントに参加して

まっさらな土地にどうやって家が出来上がってくるのか、1日1日変わっていくと思うと面白いですよね。
家が建ってからでは見られない基礎の構造や断熱の仕組み、強さの秘密を知り、学ぶことのできる見学会でした。
安心、安全の根拠もこうして実際に見られると、より現実的に感じることができます。
いろいろな工程を経て、完成された住宅が見られるもの楽しみですね。
また次回のイベントにも是非参加させていただきたいと思います。

質問コーナー

全面基礎断熱が入っているんですか?
外回りには入っています。標準仕様では基礎に断熱を施しませんが、新モデルハウスには基礎にも断熱を施しています。
外壁は結構後工程なんですか?
そうですね、床を張り、柱が立ち、屋根がついて、外壁にかかることが多いですね。
最近は餅まきとかされるんですか?
こちらのモデルハウスでは12/15(日)に予定しています。最近は少なくなりましたが、ご家族もご近所も楽しいイベントです。

今回のイベントレポートはいかがだったでしょうか。
新日本建設では見学会イベントはもちろん、イベント日以外にもご希望いただきましたら、新モデルハウスをご見学いただけます。
ぜひこの機会に、普段は見られない建築段階を見にいらしてくださいね。

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